専門は気管食道科学で、昭和55年卒後15年間耳鼻咽喉科と胸部外科学の境界領域を扱ってきました。すなわち喉頭・気管・気管支と下咽頭・頸部食道の内視鏡診断・治療、音声外科、頸部気道狭窄に対するステント治療、レーザー外科、再建外科や頸部食道狭窄の再建外科などです。
開業後は、一日中お子さんやお年寄りの中耳炎診断・治療のために耳あかを掃除したり、はなかぜ鼻炎の鼻汁吸引に明け暮れる毎日を送っています。
(中略)
郡市医師会の医学講座には、学生時代に学んだ他科の知識をリフレッシュすべく、なるべく毎回出席するようにしておりましたが、最近は足が遠のいています。研修委員の任を機に、先人が築いてくれた輝かしい医学講座を会員の先生方が積極的に活用すべく魅力あるものにしていけたらと思います。
最近、塩谷ドクターズゴルフという名の同好会に仲間入りさせていただき、毎月プレーできることを楽しみにしています。
地域社会に良質な医療を提供し貢献していくには、専門知識の自己研鑽はもとより、何よりも医師自身の“心と体”が健康でなくてはなりません。ストレスを発散し、体を動かして「心・技・体」充実した診療体制で、今後も地域の住民や近隣の先生方に少しでもお役に立てればと考えております。
(平成15年5月獨鏡会会報)