新専門医制度の下、初めての更新

2017年に専門医機構による新専門医制度が発足した。内科や外科学会は未だにごたごたしているようだが、日本耳鼻咽喉科学会は比較的スムーズに新しい専門医制度に移行した。当初は領域講習や共通講習を受講するのに長蛇の列を作って混乱を来たしたが、それもICカード導入で今では整然と単位登録され、落ち着いた。今回、新専門医制度スタート後、初めて耳鼻咽喉科専門医の更新をした。

5年毎更新で、今回は旧基準1年、新基準4年が対象となる。旧基準は50単位でよいところ105単位あった。新基準も学術集会参加が4年で26単位と売るほどあるものの、学校医の2単位と合わせて上限8単位しか更新単位として認められないため、今年1月の時点で共通・領域講習受講が5単位不足していることに気付いた。

そこで本年2月15日(土)午後休診にして、横浜はまぎんホールで第30回日本気管食道科専門医大会の共通・領域講習を受けた。翌16日(日)も昼から出席し、2日間で計3単位受講できた。

あと2単位と迫ったところで、折しも中国武漢発の新型コロナウイルスが世界的パンデミックの危機で2月第4週、3月の学会・催しは全て延期ないし中止となった。かくして単位不足のまま更新手続きをせざるを得なくなり、1年間更新保留(専門医資格一時停止)となる。こんなことなら、わざわざ仕事休んで感染の危険を冒して横浜まで行かなくてもよかったかなと後悔もあるが、今回みなとみらいの夜景が撮れたのでそれで良しとしよう。

夜景

万国橋からの 夜景 (横浜市中区海岸通 2020.2.15)

よく見ると、夕闇に護岸工事のクレーンが写ってしまっている。それが気にならないほど夜景が美しい。

追)3月12日付で単位取得期限を6月30 日まで延長する旨のお知らせがあったが、4月以降予定されている学会が開催されるのはいつのことやら、現時点で全く見通せていない。

2020年3月20日


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