Good job!−映画ってほんとにいいですね−

週2日は完全休養で、時々ゴルフに行ったり、映画を観ます。ゴルフは眼にいいような気がして月2回はクラブを担いで野山を歩きます。映画は1000円で観られる(夫婦どちらかが50歳以上)ので、よく松竹系、東宝系のシネコンへ行きます。といっても、私は戦争やハラハラドキドキの映画は肩が凝るので観ません。山田洋次監督の、とくに時代劇が好きです。

武士

「たそがれ清兵衛」では藩の御蔵役五十石の平侍、今回の「武士の一分(いちぶん)」では藩主の毒見役三十石の下級武士と、いずれも江戸時代の地方での武士の日常と生きざまを垣間見るようで、歴史の勉強になるし面白い。

人には命をかけても守らなければならない一分(いちぶん)がある。太平洋戦争後、平和国家として軍隊を持たず兵役が無いせいか、愛国心が薄れてきている日本人にはいい刺激になる。また、日本を海外に知ってもらうのによい機会だと思う。くだらない娯楽番組、映画が多い中、このようないい仕事ができる映画監督って素晴らしいですね。それに関われる役者やスタッフは何て幸せでしょう。羨ましいかぎりでがんす。

映画ってほんとにいいですね。


がんす:主人公・三村新之丞(木村拓哉)の妻・加世の台詞にあった語尾。[「ござんす」の転]ございます。


(2006年12月)


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